ブレイリオとは
創業者の上野氏が、国産のタンナーであるレーデルオガワ創業者の小川氏との出会いにより1997年に誕生したブランドです。
レーデルオガワは、老舗タンナーの新喜皮革からすでに鞣し工程の済んだ革を仕入れ、その後の仕上げや染色を行っています。レーデルオガワは染色の技術が特に素晴らしく、アニリン染めという独自の染色をした水染めコードバンは、世界的にも注目されており、国内ではすでに多くのブランドがこぞって使うほど。そんなレーデルオガワとタッグを組んだブレイリオは、取り扱う革製品にも多くのコードバンを使用しています。
ブレイリオは元々システム手帳から始まり、コードバンを贅沢に使用した商品が豊富です。一般的にもシステム手帳のブランドとしてのイメージが強く、ブレイリオの財布にはあまり馴染みがない人も多いでしょう。しかし、これだけ素材への追及を惜しまないブレイリオには、コードバンだけにはとどまらず、様々な革を使用した財布があります。こだわりある革財布に溢れているのが「ブレイリオ」なのです。
ブレイリオをオススメする年代
ブレイリオの財布はとてもシンプルなデザインです。奇をてらわないデザインは、40~50代の落ち着いた世代にピッタリ。値段も手ごろで人を選ばないので、この世代の男性へのプレゼントにもオススメのブランドです。
ブレイリオのオススメシリーズ
ここからは、ブレイリオの革財布のオススメシリーズを紹介していきたいと思います。
コードバンラウンドジッパー長財布 No.117
やはりブレイリオで財布を選ぶならコードバン製の財布。それも、コードバンをたっぷり使用した長財布がオススメです。馬の臀部から作られているコードバンは、革のダイヤモンドとも呼ばれるだけあり、他の財布にはない特別な輝きと強度が魅力。もちろんレーデルオガワの水染めコードバンを使用しているので、ブレイリオでも特に力を入れているオススメのシリーズです。
なかでもラウンドジッパー長財布は収納力に優れ、スマートフォンや通帳など財布にまとめて収納することができます。コードバンは水には弱いので、取り扱いには少し気を使う必要があります。荷物が多い人や、鞄に財布を入れて持ち歩く人にピッタリの財布です。
ミネルバボックス小銭入れ付き二つ折り財布 No.110
イタリアのタンナー「バダラッシー・カルロ社」のミネルバボックスを使用したシリーズです。ミネルバボックスは、バケッタ製法という1000年もの歴史を持つイタリアの伝統的な製法で作られたもの。このバケッタ製法とは、小さな雌牛のショルダー部分のみを使って、長い時間をかけて牛から抽出したオイルをたっぷりと染み込ませており、加工にはとても手間と時間がかかっています。その分オイルが抜けにくいのも特徴で、とても柔らかい質感が魅力です。
さらに革好きには嬉しい経年変化が楽しめるのもポイント。革表面の凸凹である「シボ」も特徴的で、コードバンを使った革財布とは違い、光沢のない革の表情そのものが味わえます。シボは一枚の革の中でも入り方に差が出る為、表情の違う財布を選ぶ楽しみもあります。同じものは二つとない革財布ですよ。
サフィアーノラウンドジッパー二つ折り財布
こちらはFRENZY社のサフィアーノを使用した、カラーバリエーション豊富なシリーズです。サフィアーノは牛の皮を細かい筋の模様に型押し加工した革のことで、近年有名ブランドでも多く使用されており人気の高い革です。
多少の水ははじくので、他の革に比べ雨の日なども安心して持つことができます。また、この商品は二つ折り財布では珍しくジッパー付きで、中身が出ることなく安心して持ち運びができます。二つ折り財布は、ポケットに入れたりして何かと傷みやすので、水に強く中身を保護できるジッパー付きは嬉しいですね。
まとめ
ブレイリオの財布はとてもシンプルなデザインで、外側にロゴなどもなくビジネス用としても重宝します。凝った作りがあまり好きではない人にも使いやすいブランドです。とてもシンプルでありながらも、「こだわりのもの作りと素材の追求」ということに信念を持っており、共感する男性も多いのではないでしょうか?