コロナウイルスの影響で、今まで気にしていなかったお財布やお金の除菌について、意識するようになった人も多いのではないでしょうか?
さまざまな環境で使われる、お財布やお金というものには、多くの細菌が付いているのは事実でしょう。
スマホや鞄だって細菌の数で言えばトイレの便座に勝るとも劣らないという説もあり、見方によってはこれと同等ということもあるかもしれません。
除菌をするためには、お財布やお金を常に綺麗にしておくことが重要です。
今回は、お財布とお金の除菌の方法についてお話していきます。
革財布にアルコールや日光を使った除菌はあり?
除菌といえばアルコールなどを用いた除菌スプレーをイメージするでしょう。
ただ、革は水に弱い素材。革財布にアルコールなどの除菌スプレーはNGです。
染みになってしまったり、変形してしまったりと革財布にとってよいことはなく、劣化の原因にしかなりません。
日光消毒はある程度の菌に対しては有効ですが、その効果が期待できるのは直射日光に一時間ほど当てたころとされます。
日光による除菌効果は熱や紫外線によるものですが、革財布は長時間熱や紫外線をあて続けると、革はダメージを受けてしまいます。
革は動物の皮を原料としたもので、人間のお肌と同じ。
日光にあて続け紫外線を受け続けると、乾燥してひび割れができてしまい、染みやシワの原因になるのであまりオススメできる方法ではありません。
革財布の除菌方法
では、アルコールや日光を使った除菌が難しい革財布は、どのような方法で対策していけばよいのでしょうか?
繊細な革財布を除菌する手段として、オススメの方法は専用クリームでのメンテナンスになります。
専用クリームとブラシで除菌
革財布の除菌方法としてオススメなのは、なんと言っても通常通りの革のメンテナンスです。
革のメンテナンスは保湿して艶を出すためじゃないの?と思っている人もいるかもしれません。でも、それだけではないのですよ。
革財布には専用クリームとブラシが販売されています。例えば、このようなもの。
専用クリームは保湿剤だけでなく、汚れを取るためのものもあり、クリームで汚れを浮かび上がらせて取り除くのが有効です。ブラッシングすることで、革の毛穴やスティッチなどの細かい部分に詰まった汚れも、綺麗に取り除くことができます。
コロニル1909なら、皮革への浸透力が高いシダーウッドオイルや、ラノリンといった天然成分で大切な財布を守りながら綺麗にすることができます。
汚れを取るということが、結果として除菌にも繋がるのです。
お金の除菌方法
ここまでは革財布の除菌方法について紹介しましたが、中身に入れるお金ももちろん気になるもの。
お財布の除菌だけじゃ心配、という人はお金も綺麗に除菌してあげましょう。対策としていくつか紹介したいと思います。
小銭は洗剤で洗う
小銭は中性洗剤を使って洗うと、表面に付いた汚れと一緒に雑菌を落とすことができます。
洗った後は、一つ一つ乾いた布で拭いていきましょう。
汚れをしっかり落としてあげれば、気持ちよくお財布に戻すことができますね。
アルコールで除菌
毎回洗うのは面倒という人は、小銭ならアルコールで除菌するのも効果的。
小銭は消毒液に浸す方法でも良いですし、布に小銭を広げてから全体的にアルコールスプレーをかける方法もおすすめ。
一方でお札はなかなか水に浸けるのは難しいものです。紙幣は水で破れにくくなったり、何度も水にさらすと縮んで機械に反応しなくなる可能性もあります。
お札の場合には、直接アルコールスプレーを吹きかけないようにした方が無難です。
どうしても気になる人は、布にアルコールスプレーを吹きかけて、表面を優しく拭き取るといいでしょう。
お札にアイロンで高温の熱をあてるのはNG
必要以上にお札を濡らしてしまった場合は、アイロンの熱を使って乾燥させるようにしましょう。
アイロンをあてるときは一番「低温」にし、「あて布」をすることを忘れずに。
アイロンの熱を使っての除菌は、100℃以上の高温でないと効果が期待できません。
ですが、お札には偽造防止ホログラムというものが付いています。
偽装防止ホログラムは熱に弱く、高温にさらすと破損することが知られます。アイロンで除菌することは諦め、どうしても乾燥させたいときだけ、低温で使うようにしましょう。
まとめ
今回はお財布やお金の除菌方法について紹介しました。
革財布は日々の汚れを綺麗に落としてあげることが大切です。
日ごろからメンテナンスすることで、衛生面で精神的に気持ちが楽になるだけでなく、革財布も長持ちといいことばかり。
是非習慣化してみてくださいね。
どうしても完璧に除菌したいという人は、煮沸消毒のできる布製の財布を使ったり、傷みを気にせず使える100均のお財布もオススメ。スーパーの買い出し用などであれば十分使えますよ。