財布といえば、海外の有名ブランドなどからも数多くの種類が出ていますが、近年は国産メーカーの財布を選ぶ人が増えてきています。
国産メーカーは海外から見ても非常に高品質ということで注目されています。国産と言うことで日本の紙幣や硬貨に合わせて作られているものが多く、日本人にとっては使い勝手が良いのも人気の秘密。
ここでは数ある国産メーカーの中から、特に有名な5つのメーカーを紹介していきたいと思います。
GANZO
創業100年を超える革製品の製造卸売業者であるAJIOKAが、オリジナルブランドとして1999年に創立。
GANZOの財布の特徴は、細部や見えない部分まで一つ一つ丁寧に仕上げられていること。使っているうちに擦り減ってしまう角に、最初から小さなカットを入れ擦り減りにくく工夫されています。
そして、GANZOと言えばコバ(革製品の切断面)の仕上げが秀逸。品質が良く、価格も比較的控えめなのでファンは多いです。
万双(まんそう)
上野と神戸の2か所のみに店舗をおく万双。世界最高峰の品質を常識的な価格で提供するというのがコンセプト。
お客様の元に渡った商品はもうお客様の物。作り手のくだらないエゴやプライドはいらないと、ブランドロゴやタグなどが一切ありません。仕上がりに納得がいかなければ店頭に出すことはなく、職人の強いこだわりを感じます。
ココマイスター
ココマイスターは2011年創立と比較的新しいブランド。
欧州産の高級皮革を使用し、日本の熟練した職人が作っています。
紳士的で上品な見た目のデザインが多く、ハイセンスな大人の男性を中心に愛用されています。この数年は非常に目覚ましい人気ぶりで、ココマイスターのメインとなる商品は常に品薄状態が続いているほどです。
キプリス
百貨店などにも取り扱いが多く、高品質でありながら手に取りやすい価格で提供され、コストパフォーマンスが高いと評判のキプリス。
キプリス最大の自慢は、菊寄せと呼ばれる縫製技術。
財布の角の丸い部分は、どうしても革にたゆみが生じてしまいます。このたゆみをヘラで放射状に細かくひだを作るのが菊寄せと呼ばれる技法。キプリスの菊寄せのレベルは国内最高峰とも呼ばれ、非常に素晴らしい仕上がりです。
ヘルツ
1973年創業の老舗ブランドのヘルツ。鞄工房で有名なヘルツの鞄は、裁断を除くすべての工程を一人の職人が担当しています。
手作りへのこだわりは財布も然り。財布は自分好みの素材を選び、オーダーで作ってもらうこともできます。
HERZ(ヘルツ)とは、ドイツ語でハートを意味する言葉です。ヘルツの財布を手にすれば、手作りならではの柔らかいぬくもりを感じることができるでしょう。ユニセックスなデザインも多く、男女問わず愛されてきた国産ブランドです。
まとめ
国産の会社は皮革の縫製の技術を生かした魅力的なものが多いです。
丁寧な仕上げと高い技術が使われていて、お買い得な商品が多いので、お気に入りの形が見つかればラッキーです。長く使える革財布ですので、きっとお気に入りの相棒となってくれるでしょう。