財布を持ち歩くとき、皆さんはどこに入れていますか?鞄の中、洋服のポケットの中?
男性の場合にはズボンの後ろポケットに入れている方、けっこう多いですよね。
女性はほとんどの人が鞄を持ち歩くので財布を鞄の中に入れる人が多いのですが、男性は鞄を持たない人が多いのも事実。ジャケットなどの内ポケットに入れる場合もありますが、軽装の場合はズボンの前か後ろポケットに入れるしかありません。
今回は後ろポケットに革の財布を入れることの是非について考えていきたいと思います。
後ろポケットに入れてもいいの?
後ろポケットに入れる理由として、前ポケットは歩くときに邪魔になるというのも大きな理由。
しかし、後ろポケットに入れると長財布は特にはみ出しがちに。はみ出した財布は人目にも付きやすいのですし、特に革のお財布の場合にはいろいろな理由から後ろポケットへ入れるのはおすすめしません。後ろポケットにお財布を淹れない方がいい理由を見ていきましょう。
なぜ後ろポケットに入れるとダメなの?
① 紛失するリスクが高い
ポケットから財布がはみ出ていれば、もちろん盗まれる可能性もあります。
自分からは死角になるので、気づかないうちに落としてしまうこともしばしば。酔っ払った朝にお財布をどこかになくしてしまったという経験がある方は意外と多いと聞きますね。
② 財布へのダメージが大きい
紛失してしまう心配はもちろんですが、そもそも財布にとってもよくありません。雨に濡れやすく、座った時に擦れたり形が潰れたりしてしまうことも。
また、実際に後ろポケットに入れている方は実感があると思いますが、お尻は意外と汗をかくものです。財布の表面が湿っているのを感じるでしょう。
革は水分が苦手、非常にダメージが大きい。せっかくのお財布が傷んでしまったら悲しいですよね。
③ カードなどの破損の恐れ
後ろポケットに財布を入れたまま椅子などに座ってしまうと、財布へのダメージだけでなく、中のカードを破損してしまう可能性もあります。
昔のカードよりも折れ曲がりに弱いので、できるだけ力を書けないように持ち運びましょう。
長財布、二つ折り、三つ折りどれがいいの?
財布へのダメージの観点から、後ろポケットへは入れないのがベスト。
しかしどうしても後ろポケットに入れたいのであれば、紛失しない様はみ出さずポケットにすっぽり収まるサイズを選ぶ必要があります。
長財布は絶対にNG。二つ折りか三つ折りを選びましょう。
後ろポケットに入れられる小さいサイズ革財布
M+【エムピウ】ミッレフォッリエ
エムピウのミッレフォッリエはお札10枚、小銭15枚、カードが15枚入る二つ折り財布。コンパクトでありながら、開いたときにお札、小銭、カードと全てが一度に見える構造になっています。
中の構造が独特で一見使いにくそうですが、なんとこのブランドを立ち上げた村上雄一郎氏は革職人でありながら元一級建築士という経歴のお方。機能性を考え計算しつくされたデザインは、他に類を見ない逸品です。
掌サイズの財布は、ポケットに入れてもすっぽり収まります。
また後ろポケットに入れたときのことを考え、留め具もポケットから取り出す際に引っかからない位置に付けられているなど、最大限の工夫が施されています。
そして、革財布と言えばという経年変化もこの革財布の大きな魅力。
エムピウの革財布、購入時は非常にマットな印象ですが、一年以上経過するとまるで別の財布のような艶と質感へ変化し、アンティークのような味のある雰囲気へ。革好きの方にもおすすめですよ。
abrAsus【アブラサス】 小さい財布
コンパクト財布を数多くそろえるアブラサスで、グッドデザイン賞を受賞した財布です。
お札は折りたたまずに入れることができ、カードは5枚収納可。なんと、少ないように思える設計はあえて厳選した5枚のカードを使うように、この収納量にしたのだとか。
スマートな暮らしを送る男性必見です。カードとほとんど同じサイズの財布なので、持ち運びも楽々ですね。
ED ROBERT JUDSON / BUND MINI WALLET
科学者のロバート・フック、発明家のウィットコムL.ジャドソン、さらに「江戸」から掛け合わせた架空の職人として名付けられた「エド ロバート ジャドソン」。
そんなユニークなブランドが作り出す財布もやはり、面白みに溢れており、ドイツのKURAUSE社の金具を使用し、中はバインダー式でコインケースを取り外すことができる優れものです。
王道の財布では飽き足らないあなたにおすすめ。
com-ono【コモノ】TINY‐001
コモノはミニマムな暮らしがコンセプトなだけあって、コンパクトな財布に特化したブランドです。
なかでも「TINY-001」は、世界最小を謳っているだけあり、財布だと気づく人はなかなか少ないかもしれません。それほどまでに小さい財布ですが、ワンアクションでカードを取り出せるなど機能性に優れ、さすがはコンパクト財布の専門店。ミニマムを追求した逸品です。
safuji / こさいふ
safujiは、2010年に東京の三鷹で夫婦が始めた小さな革工房です。
1点1点大切に作られ、センスの良いアイテムで溢れています。safujiには小さい財布が多く揃っていますが、一番小さいものがこの「こさいふ」です。
とても小さい中にも、ハンドメイドの温かみを感じることができる逸品。掌に簡単に収まる丸みのあるシルエットに、きっと愛着がわく人も多いはず。
Jbird Co. / Origami Wallet
ジェイバード・コレクティブは米国オレゴン州ポートランドを拠点に工房を構える革小物専門店です。
なかでもOrigami Walletは、耐久性を維持する為に、接着剤や縫製、金具を一切使用しないというこだわり。一枚の革を考えつくされた設計でカットし、まるで折り紙のように折って作られます。
デザイン性もさることながら、ベジタブルタンニン鞣しレザーの手染めの持つ風合いは、一つ一つ異なり、味のある仕上がりです。
IL BISONTE / Compact Wallet 54_1_5432300240
使えば使うほど味が出る財布として人気のイルビゾンテ。経年変化も期待でき、革好きにおすすめのブランドです。コンパクト財布でありながら、マチのあるデザインなので収納力も十分に満足できますよ。後ろポケットに入れることが多いなら、購入後すぐに防水スプレーをかけておくのがおすすめ。雨や汚れからデリケートな財布を守ってくれます。
Cartolare / Hammock Wallet
外装は一見すると普通の二つ折り財布。しかし、財布を開くと中はハンモック構造になっており、まるで小銭がハンモックに揺られているかのような作りなのです。開けた瞬間小銭入れが開いた状態なので、積極的に小銭から使うことができます。小銭をチマチマ探すのが面倒で、ついお札を出してしまう。その結果、さらに小銭が増えるという悪循環も、この財布なら避けられそうですね。
COTOCUL【コトカル】ぼかし染め小さな財布
コトカルは日本、なかでも特に京都の伝統を大切にしたものづくりをしており、代表する「小さな財布」は外装がきれいなグラデーションに染められ、山吹色や草色など日本らしい色が特徴です。
お札は約25枚、カードは約10枚、コインは約25枚とたっぷり収納できるにも拘らず、後ろポケットはもちろん、胸ポケットにも入ってしまうコンパクトさ。
付属のチェーンに車や家の鍵を付ければ、もう持ち物はこれだけで充分。
まとめ
いかがでしたか?
コンパクトな財布は長財布などと比べると、収納力は劣るものの様々な工夫がなされ、機能性の高い財布がたくさんあります。
最近はミニ財布の人気もあって、とてもお洒落な財布も数多く揃っています。コンパクトな財布は、今やスマートな大人の男性のたしなみの一つとして押さえておくべき男の必携アイテムになりつつあります。