コードバンとブライドルレザーの革財布比較!どちらが長く使えるの?

いざ、本格的な革財布を買おう!と決めても、コードバンにするかブライドルレザーにするか悩んでしまうところ。せっかくなら長く使っていきたいですよね。

結論から言うと、

きちんと扱えばどちらを買っても長く使うことができます。

ポイントはお手入れの頻度と持ち歩く時のスタイルになります。それぞれの特徴を理解し、自分に合った革財布選びをしていきましょう。

コードバンとブライドルレザーの違い

コードバンとは馬の臀部から作られた革のこと。皮膚の表面は使わず、コードバン層という表皮の下にある2㎜程の薄い繊維質のみを使用した、大変希少価値の高い革です。

一方、ブライドルレザーは牛の肩の部分を使用して作られた革になります。

ブライドルとは「手綱」という意味の単語で、馬具革として手綱などに使われていた歴史があります。ブライドルレザーを使った財布は革の強度を高める為にロウを染み込ませており、購入時は革表面に白くロウが浮き上がっているのが特徴です。

コードバンの革財布のメリット・デメリット

コードバンの革財布のメリット

コードバンの長所は、なんといっても耐久性と艶にあります。

コードバンは一般的な牛革の3倍もの耐久性がある非常に丈夫な部位。

昔はランドセルのほとんどがコードバンで作られていました。また、キメが細かくとても美しい艶があるのも魅力の一つです。ブライドルレザーもロウがとれ、磨くとツルツルになりますが、コードバンは元々の革の性質として強い光沢を持っているのです。

コードバンの革財布のデメリット

コードバンの短所は、水に弱いということです。

コードバンの最大の短所は汗や水に弱いという点でしょう。水に濡れてしまうと水膨れのようになってしまい、一度水が付いてしまうと修復するのはなかなか難しいというデメリットがあります。

コードバンをきれいな状態に保つためには、日ごろから丁寧な扱いとお手入れが必要となってきますし、持ち運びの時に水分と触れないように注意しなければなりません。

ブライドルレザーの革財布のメリット・デメリット

ブライドルレザーの革財布のメリット

ブライドルレザーの長所は、水に強く、エイジング(経年変化)が楽しめる。

コードバンと比較して、ブライドルレザーは汗や雨などの水分に強いというのが最大の長所だといえます。ロウ引きしているので、水が染み込みにくくなっています。しかし、防水ではないので濡れたらすぐにふき取るなど気を付けないといけません。

そして何と言っても、エイジングが楽しめるのもこの革の醍醐味。ブライドルレザーは使っているうちに手の脂が馴染み、独特の風合いへと変化していきます。

ブライドルレザーの革財布のデメリット

ブライドルレザーの短所は、傷がつきやすいという点です。

傷がつきやすいのは、実はコードバンも同じなのです。しかし、ブライドルレザーは傷がより目立ちやすいという特徴があります。細かい傷はどうしてもついてしまうので、ブライドルレザーの場合には特に覚悟して置く必要があるでしょう。

それぞれどんな人におすすめ?

最初から美しい艶を楽しみたい、より希少価値の高い革を持ちたい、財布は鞄に入れて持ち歩くという人にはぜひコードバンをおすすめします。
高級感のある贅沢なコードバンは、大人の男性におすすめですよ。

エイジングを楽しみたい、財布を後ろポケットに入れる、お手入れが苦手だという人には、ブライドルレザーの財布をおすすめします。
扱いがコードバンほど難しくないので、初心者の方が手にしやすい革だと思います。

まとめ

いかがでしたか?どちらの革にも甲乙つけがたい魅力があります。
それぞれの長所と短所を考え、自分に合った財布を見つけてくださいね。

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